採用専任者不在から、新卒3名・中途1名の内定承諾へ。立ち上げから成果創出まで支えた採用代行

株式会社Another(以下、Another)は、大手通信企業を主要クライアントに、販売スタッフの斡旋や携帯販売イベントの支援、店舗スタッフの研修、店舗コンサルティングまでを一貫して手がけています。
同社では創業5年を経て、10年目を見据えた組織づくりのため、初めて新卒採用に取り組むことを決断しました。
しかし、採用専任者がおらず、役員が営業やクライアントワークと並行して採用業務を担当。
採用に十分な工数を割けないことに加え、媒体選定や母集団形成など、新卒採用をゼロから立ち上げるノウハウがないことも課題となっていました。
そこでアールナインの採用代行を導入した結果、新卒採用では1期目に1名を採用し、2期目は2名が内定承諾。中途採用でも1名の内定承諾につながりました。
今回は、Anotherの代表取締役である髙尾様に、採用代行を検討した背景やアールナインを選んだ決め手、採用専任者がいないなかで支援を受けて感じた変化について伺いました。

| 会社名 株式会社Another |
| 事業内容 セールスプロモーション/コンサルティング |
| 従業員数 約60名 |
| 導入サービス 月額制採用代行「人事ライト」 |
- 新卒採用の立ち上げ支援(選考フロー設計、会社説明資料・募集要項の作成)
- スカウト媒体の立ち上げ・運用、スカウト文面の作成
- カジュアル面談の代行、候補者対応、日程調整
- 新卒・中途採用におけるエージェントの開拓・コミュニケーション支援
事業内容
「世の中に、今までにない新しい選択を」――通信業界の販売支援から店舗コンサルティングまで一貫して提供
―Another様の事業内容を教えてください。
髙尾様:弊社は大手通信企業様をメインクライアントに、人材の斡旋や販売支援、店舗運営のサポートなど、通信業界に特化した事業を展開しています。
具体的にはショップへの販売スタッフの斡旋、商業施設などで携帯販売イベントを行う専門チームの派遣、店舗スタッフ向けの販売研修・教育などです。
さらに「店舗としてどうすればもっと売れるか」という戦略の立案から改善・実行支援まで、店舗マネジメント・コンサルティングを一気通貫で提供しています
―どのような組織体制で事業を展開されていますか。
髙尾様:私を含む役員3名に加え、正社員が数名、個人事業主のフリーランスや協力会社(アライアンス)のメンバーが約50名在籍しています。
メンバーにも「今までにない選択を追求し、よりワクワクする人生を歩んでほしい」と考えているため、雇用形態にはあえてこだわっていません。
成果還元の分かりやすさからフリーランスを望む人もいれば、安定性を重視して正社員を選ぶ人もいます。
一人ひとりのスキルや意志を尊重し、最もパフォーマンスを発揮しやすく、責任を持って成長できる環境をつくることを大切にしています。
導入前の状況
10年目を見据えて新卒採用を決断。役員が採用を担うなかで「工数とノウハウの壁」に直面
―どのような背景から、新卒採用を始めようと考えたのでしょうか。
髙尾様:創業から5年間は、業界内で「Another」の認知を広げることを最優先にしてきました。
そのため豊富な実績と経験を持つ少数精鋭のメンバーでチームを構成し、会社のネームバリューを築いてきました。
事業や案件のシェアを安定して獲得できるようになり、次に見据えたのが「10年目の未来」です。
人材ビジネスを展開するうえで、より盤石な組織と明確な役割分担をつくるには、自社のカルチャーをイチから育める「新卒プロパーの採用」が不可欠だと考えました。
―それまでの採用活動と、感じていた課題を教えてください。
髙尾様:新卒採用は行っておらず、中途・アルバイト採用で、無料の掲載枠などを使って時折募集する程度でした。
最大の課題は、採用に割く工数が足りなかったことです。
私を含む役員が営業などの本業と並行し、空いた時間に対応していたため、採用は正直「二の次」になっていました。
会社のブランド確立に向けて目の前の営業活動を優先せざるを得ず、役割分担もできていませんでした。
つまり個別の課題が生じる以前に、採用活動へ本格的に取り組めていないこと自体が課題でした。
―採用ノウハウの面でも、手探りからのスタートだったのでしょうか。
髙尾様:そうですね。役員全員、前職で新卒採用の面接に携わった経験はありました。
一方でどの媒体を選び、どう学生を集めるかといった、候補者を集めるための戦略・戦術設計は未経験でした。
社内に採用ノウハウを持つ人がおらず、ゼロからのスタートでした。
採用代行を検討した理由

目の前の売上を落とさず、採用を早く立ち上げる。スピードと「即レス」を担保できる企業体制を重視
―なぜ外部の採用代行(RPO)を検討したのでしょうか。
髙尾様:自社で完結するか、外部のプロに委託するかを考えた結果、プロに任せることが最短ルートだと判断しました。
弊社にはバックオフィスの専任者がいません。
採用をすべて内製すれば、役員がクライアントワークや営業に使う時間が減り、目の前の売上を落とすリスクにつながります。
加えて初めての新卒採用なので、手探りで試行錯誤を重ねれば立ち上げに時間がかかり、期を逃すおそれもありました。
立ち上げのスピードと採用市場に関する知見を考えれば、プロの力を借りることが最も確実で合理的だと考えました。
―個人のフリーランスではなく、企業であるアールナインに依頼した理由を教えてください。
髙尾様:個人のフリーランスも検討しました。私自身、前職がリクルートだったため、採用代行を担う優秀な知人も数多くいます。
ただ、個人への委託では、その方の稼働時間やプライベートの事情によって対応できない時間が生じます。その穴を社内で補うのであれば、内製と大きく変わりません。
採用活動、特に候補者やエージェントとのやり取りでは「スピード」と「即レス」が重要です。組織で動く会社なら、特定の人に依存せず、対応の空白をつくらずにバトンをつないでもらえます。
継続的に責任を持って対応できる体制を求め、企業への委託を選びました。

アールナイン(人事ライト)を選んだ決め手
予算内で「何をどこまで行うか」が明確。採用の仕組みが分からない段階でも、成果をイメージできる提案が決め手に
―数ある採用支援会社のなかで、アールナインを選んだ決め手は何でしたか。
髙尾様:役員が挙げた候補の一社がアールナインさんでした。他社とも比較しましたが、最初の打ち合わせからやり取りが丁寧で、真摯に対応してもらえそうだと感じました。
他社との商談では、予算や成果へのコミットについて話すなかで、提案内容が二転三転することがありました。
「予算を削るならここまで」「それなら予算を上げてください」というやり取りが続き、着地点が見えず、意思決定しづらかったのです。
一方、アールナインさんは「決められたコストで、どこまでの業務を行い、どの程度の採用数を見込めるか」が明確でした。だからこそ、信頼して任せられると判断できました。
―提案内容や営業担当の印象はいかがでしたか。
髙尾様:非常に良い印象でした。提案は「松竹梅」のようにシンプルで、どのプランを選べば、どのような採用活動ができるのかを直感的に理解できました。
費用と実現できる戦略をイメージしやすく、理にかなった提案だったと思います。
また、やり取りのなかで細かな配慮が行き届いており、「気持ちよくお付き合いできそうな会社だ」と感じたことも大きかったです。
導入後の成果
ご支援内容
- 新卒採用
- 選考フロー設計
- 会社説明資料・募集要項の作成
- スカウト媒体の立ち上げ・運用
- カジュアル面談・1次面接の代行
- エージェントコミュニケーション
- 日程調整
- 中途採用
- エージェント新規開拓
- エージェントコミュニケーション
- 日程調整
―導入後の成果で、最も印象に残っていることを教えてください。
髙尾様:今年度の新卒採用を実現できたことです。さらに、来年度に向けた27卒採用でも、確かな成果が出ています。
―採用要件に妥協せず採用できたとのことですが、どのような方々ですか。
髙尾様:本当に「素直さ」を持った方々です。加えて、学習意欲が高く、一つの物事を突き詰められるポテンシャルと熱量があります。まさに要件通りのメンバーを採用できました。
アールナインの解説:
支援開始時は、会社説明資料や募集要項、スカウト媒体の企業ページなど、採用活動に必要なものがない状態でした。
そこで、多忙なAnother様に短時間のヒアリングを行い、資料・スカウト文面・カジュアル面談構成の原案を作成。
「内容を確認し、修正指示を出すだけ」で進められる意思決定フローを整え、採用活動を迅速に立ち上げました。
カジュアル面談では、目先の店舗販売職にとどまらず、組織拡大を担う「幹部候補」としてのキャリアも提示。
学生の熱量を保つため、説明会当日に次回選考の日程を押さえ、他社への離脱を防ぎました。
競合企業が現れた際は、エージェントを通じて学生の迷いや本音を把握。
Another様と連携し、適切なタイミングで熱意を伝えるクロージングを行ったことが、内定承諾につながりました。
▼新卒会社説明資料ページ例(R09作成)

―中途採用では、どのような成果や変化がありましたか。
髙尾様:エージェントの開拓から支援してもらったことで、面接数が「段違い」に増えました。
中途採用は新卒よりも基準を高く設定しています。そのなかでも、希望通りの優秀な人材から入社の意思をいただくことができました。
それまでリファラルのみだった中途採用を軌道に乗せるため、大手から若手・第二新卒に強い特化型まで、約10社のエージェントを新規開拓しました。
推薦の量だけでなく質も高めるため、紹介元を問わず、直近の合格者・不合格者の特徴を各エージェントへ共有。
選考結果を丁寧にフィードバックし、採用要件の認識を継続的にすり合わせました。
こうしたコミュニケーションによって推薦精度が高まり、優秀な人材の採用につながりました。
支援に対する評価
「漏れない・丁寧・早い」を徹底。緊急時にも即応する体制が、経営陣の手離れの良さを実現
―支援全体の印象を教えてください。
髙尾様:「漏れない・丁寧・早い」が本当に徹底されていました。日々のレスポンスはもちろん、特に助かったのが緊急時の臨機応変な対応です。
採用活動では、面接当日に候補者から遅刻や欠席の連絡が入ったり、急なスケジュール変更が必要になった場面がありました。そうした場面における対応力にも驚きました。
突発的な事態でも担当者が先回りして調整してくださるため、「きちんと動いてくれているだろうか」と心配することがありません。安心して任せられました。
最後に
専門ノウハウが必要な領域だからこその「投資」。バックオフィスが未整備なスタートアップに採用の「安心」を
―今後の採用活動の展望を教えてください。
髙尾様:今後も新卒採用に注力します。人材ビジネスを展開する以上、定期的に人材が入ってくる組織をつくらなければなりません。
役職者や幹部候補だけでなく、まずは携帯販売イベントなどの現場で実績を上げ、高いパフォーマンスを発揮する営業メンバーの採用に力を入れていきます。
―アールナインの採用代行は、どのような企業におすすめですか。
髙尾様:弊社のように、内部統制やバックオフィス体制がまだ十分に整っていないスタートアップや、経営陣が実務を牽引している会社におすすめしたいです。
アールナインさんに任せることで、驚くほど手離れよく、自社の工数を最小限に抑えながら採用成果を実現できると思います。
―経営の視点では、採用代行の導入にどのような価値がありましたか。
髙尾様:工数がかかり、専門的なノウハウも必要な採用業務こそ、プロに任せる価値が高いと感じました。
バックオフィスの専任者がいないなかで、母集団形成から応募者対応、日程調整まで膨大な実務を兼任するには限界があります。経営リソースの観点から見ても、非常に理にかなった投資でした。
―最後に、アールナインの支援を一言で表すと何でしょうか。
髙尾様:一言で表すなら「安心」です。
進捗状況や、私たちが今やるべきことが常に可視化されていたため、余計な心配をせず、信頼して並走できました。この安心感こそ、お願いして本当に良かったと感じる最大の価値です。



