【項目別】求人広告の書き方テンプレート集|真似するだけで応募が集まる
公開日: 2025年11月13日
求人広告を作成する際に、「どう書けばいいかわからない」と悩むことはありませんか?
求人広告は、ただ条件を並べるだけでは応募につながりません。
求職者が知りたい情報を整理し、自社の魅力を“伝わる形”で表現することが大切です。
この記事では、求人広告の書き方の基本と、各項目でそのまま使えるテンプレート例を紹介します。
初めてでも、これを見ながら進めるだけで応募が集まる原稿をスムーズに作成できます。
応募が来る求人広告作成のポイント5選
ここでは、求職者の心を動かし、応募率を高める求人票をつくるための5つの原則を紹介します。
1. 求めるターゲットを明確にする
まずは、「どんな人に応募してほしいか」を明確にしましょう。
性別や年齢などを求人票に直接書くことはできませんが、社内では以下のような観点で整理しておくことが大切です。
- 必要なスキルや資格(例:法人営業経験/Excelでの資料作成)
- 経験値や志向性(例:自走できるタイプ/チームで成果を出した経験)
- キャリア志向(例:マネジメント志向/専門職として極めたいタイプ)
これらを整理したうえで、「MUST(必須条件)」と「WANT(歓迎条件)」に分けて求人票に記載すると、求職者にも伝わりやすくなります。
2. ターゲットに刺さる自社の強みをアピールする
求職者は、複数の求人を比較しながら応募先を選びます。
だからこそ、他社にはない“自社ならではの強み”を明確に打ち出しましょう。
魅力を伝える切り口としては、以下のようなものがあります。
- 事業の魅力(業界でのポジション・事業の将来性・ユニークなビジネスモデル)
- 環境の魅力(有休取得率・残業時間・産休育休の取得実績)
- 仕事の魅力(裁量の大きさ・顧客との距離感・柔軟な働き方)
特に、ターゲット層が「何を魅力と感じるか」を考えることが重要です。
求職者は「自分にもできそうか」「長く働けそうか」「ブラックではないか」といった不安を抱えています。
その不安を払拭する“具体的な情報”を提示することが、信頼を生む求人票づくりの第一歩です。
3. 内容をできるだけ具体的に書く
仕事内容や条件が曖昧だと、応募をためらわれてしまいます。
「自分が働く姿を想像できるか」が、応募するかどうかの分かれ目です。
次のような書き方を意識しましょう。
- 数字を入れる(例:月10件の訪問対応/Slackでのやり取りが中心)
- 一日の流れを描く(例:「午前は打ち合わせ、午後は資料作成」など)
- “何をどうする仕事か”を明確にする
読む人が「自分にもできそう」と感じることが、応募意欲を高める最大のポイントです。
4. 誰にでもわかりやすい言葉を使う
専門用語や社内用語はできるだけ避け、誰が読んでも理解できる表現にしましょう。
- 長文は避け、1文1メッセージを意識
- 略語や横文字は、一般的な言葉に言い換える
- 第三者が読んでも誤解しないかチェック
公開前には、現場以外のメンバーにも確認してもらうと客観的な意見が得られます。
5. 写真や動画を使って雰囲気を伝える
文章だけでは伝わらない“空気感”や“人の魅力”は、ビジュアルの力を借りましょう。
- オフィスや職場風景の写真
- 働く社員の笑顔やコメント
- インタビューや紹介動画
完璧な映像でなくても構いません。
少し不器用でも、社員が自分の言葉で話している姿こそがリアルさと温かみを伝えます。
「人が見える求人票」は、それだけで応募率を高める要素になります。
【項目別・そのまま使える】求人広告の書き方テンプレート例【募集背景・仕事内容・PR文など】
求人広告を作成する際に役立つ、項目別の書き方テンプレートをまとめました。
自社の内容に置き換えながらご活用ください。
①会社概要:補足情報を加えて、イメージを容易に
②タイトル・職種名:一目で分かるタイトルでクリック率向上
③募集背景:採用の目的を明確にして共感を生む
④役割・ミッション:入社後に期待される“ゴール”を明確に
⑤仕事内容:作業ではなく“価値”で伝える
⑥応募資格・求める人物像:条件だけでなく“惹きつける一文”を添える
⑦カルチャー紹介:会社全体とチームの“空気感”をリアルに伝える
⑧給与・年収例:リアルな金額と昇給の仕組みを明記
⑨勤務地:一覧で見やすく、通勤イメージを明確に
⑩勤務時間:実働・休憩・残業を明確にして安心感を与える
①会社概要:補足情報を加えて、イメージを容易に
会社概要は、求職者が“安心して応募できる企業かどうか”を判断する最初のチェック項目です。
社名や設立年といった基本情報だけでなく、補足としてストーリーや強みを一言添えることで、企業のイメージが明確になります。
②タイトル・職種名:一目で分かるタイトルでクリック率向上
単に職種を記載するだけでなく、“どんな働き方・魅力があるのか”をセットで伝えることで、求人広告のクリック率に大きな差が出ます。
書き方のポイントは以下です。
- 職種名+特徴(訴求ワード)+条件・メリットを1行でまとめる
- 文字数の目安は30〜50文字前後
- 求職者の検索でよく使われる人気キーワード(未経験歓迎・在宅・土日休み・フレックスなど)を自然に組み込む
- 職種名の前後に「キャッチコピー的な一言」を入れると印象に残りやすい
③募集背景:採用の目的を明確にして共感を生む
募集背景は、求職者が「なぜこのポジションを募集しているのか」を理解するための重要な項目です。
企業の成長や組織の変化など、採用の目的や背景を具体的に伝えることで、応募者の納得感と共感を得やすくなります。
④役割・ミッション:入社後に期待される“ゴール”を明確に
役割やミッションは、求職者に「この仕事で自分がどんな価値を発揮できるのか」を想像させるための項目です。
仕事内容よりも一歩踏み込み、成果・目的・チームへの貢献を具体的に伝えることで、共感度の高い応募を得ることができます。
⑤仕事内容:作業ではなく“価値”で伝える
仕事内容は、単に「何をする仕事か」ではなく、その仕事を通してどんな成果や価値を生み出すのかを伝えることが大切です。
日々の作業を羅列するよりも、「その仕事の目的」や「誰の役に立っているのか」を書くことで、仕事のやりがいや意義を感じてもらいやすくなります。
ポイントは以下です。
- 経験者募集の場合:スキル・専門性・効率性を具体的に表現する
例)最新技術を活用し、既存システムのパフォーマンス改善を主導いただきます。 - 未経験者募集の場合:サポート体制・ステップアップの流れを具体的に書く
例)入社後はOJTで基礎から学べる環境を整えています。簡単な業務から徐々にステップアップできます。 - どちらの場合も、「入社後のギャップを生まない」ことが最重要。誇張よりも“実際の働き方”を明確に描く。
⑥応募資格・求める人物像:条件だけでなく“惹きつける一文”を添える
「対象の方」「応募条件」の欄は、求職者に“自分が当てはまるか”を判断してもらう大切な項目です。
必須条件だけを並べるのではなく、「どんな人がこの仕事で活躍しているのか」を具体的に伝えることで、応募を後押しできます。
⑦カルチャー紹介:会社全体とチームの“空気感”をリアルに伝える
カルチャー紹介では、会社全体の価値観だけでなく、現場で働く人たちのリアルな関係性や日常の雰囲気を描くことで、求職者にイメージしてもらいやすくなります。
「どんな人たちと、どんな距離感で働くのか」を具体的に伝えると、応募率がぐっと高まります。
⑧給与・年収例:リアルな金額と昇給の仕組みを明記
給与欄は、求職者が最も注目するポイントのひとつです。
実際に支給される金額と、入社後にどう成長していけるのかを具体的に示すことで、安心感と信頼感を高められます。
⑨勤務地:一覧で見やすく、通勤イメージを明確に
勤務地は、求職者が応募を検討するうえで最も具体的に確認する項目です。
実際に勤務する場所と、配属・転勤の可能性があるエリアを正確に記載し、最寄駅やアクセスもあわせて明示することで、通勤のイメージを持ってもらいやすくなります。
⑩勤務時間:実働・休憩・残業を明確にして安心感を与える
勤務時間は、応募者が「働き方」をイメージするうえで非常に重要な項目です。
始業・終業・実働・休憩・残業時間を具体的に記載することで、入社後のギャップを防ぎ、信頼性の高い求人に仕上がります。
ポイントは下記です。
- 実働時間・休憩時間を明記し、「求職者が自分で計算しなくてもわかる」構成にする。
- 平均残業時間を記載し、働き方のリアリティを伝える。
- フレックス制やリモート勤務がある場合は、具体的な条件を添える。
- シフト制・パート勤務などの柔軟な働き方が可能な場合は、希望例を提示して応募の間口を広げる。
まとめ
「求人広告の書き方がわからない」と悩む方こそ、
今回紹介したテンプレートをベースに作成してみてください。
特別なライティングスキルは必要ありません。
テンプレートに沿って入力していくだけで、求職者に“伝わる・選ばれる”求人広告が自然と仕上がります。
求人広告の書き方や母集団形成にお困りの際は、
15年800社以上の採用支援実績を持つアールナインにご相談ください。
貴社の採用課題やターゲットに合わせて、最適な求人原稿づくりをお手伝いします。
この記事の監修者:
1999年青山学院大学経済学部卒業。株式会社リクルートエイブリック(現リクルート)に入社。 連続MVP受賞などトップセールスとして活躍後、2009年に人材採用支援会社、株式会社アールナインを設立。 これまでに2,000社を超える経営者・採用担当者の相談や、5,000人を超える就職・転職の相談実績を持つ。







