【社名あり】採用代行(RPO)の導入事例5選|業界・課題・成果を一挙紹介
公開日: 2024年07月24日 | 最終更新日: 2025年05月29日

「採用目標が増加し、このままでは達成できない」
「採用専任者が不在で、工数が足りない」
「属人化し、なんとなく良い人をとる採用になってしまっている」
「スカウトしても反応が薄く、面接の歩留まりも悪い。」
そんな“採用疲れ”に陥った担当者は、決してあなただけではありません。
そこで今、注目されているのが「RPO(採用代行)」の活用。
とはいえ、「本当に効果があるの?」「うちの会社にも合うの?」と不安を抱える方も多いはず。
本記事では、実際にRPOを導入して採用課題を解決した企業のリアルな事例を紹介します。
業種・企業規模・課題別に、どんな背景で導入し、どんな効果を得たのかを具体的に解説。
さらに、導入時のポイントや注意点まで網羅しています。
「自社に合うRPOをどう選ぶべきか?」と悩んでいる方こそ、ぜひ参考にしてください。
そもそも採用代行(RPO)とは?
採用代行(RPO)の事例を見る前に、まず「RPOって何ができるの?」「内製採用と何が違うの?」という疑問をクリアにしておきましょう。
表面的な理解のままだと、他社事例を見ても「自社に置き換えられない」「結局どうすればいいのかわからない」と感じてしまいます。
ここでは、RPOの具体的な対応業務と、自社採用との違いを明確にしながら、導入検討に必要な視点を整理します。
採用代行(RPO)とは何か?外注できる範囲と役割
RPO(Recruitment Process Outsourcing/採用代行)とは、企業の採用業務の一部または全体を、専門の外部パートナーに委託するサービスです。単なる人材紹介や求人広告とは異なり、戦略から実務まで包括的に支援するのが特徴です。
▷ 外注できる主な業務一覧
- 採用戦略の策定と計画
- 求人票の作成と掲載
- スカウトの送付
- エージェント対応
- 候補者の応募受付とスクリーニング
- 面接の日程調整、合否連絡
- 面談・面接の実施
- 採用進捗の管理と進行状況の報告
- データ分析や報告書の作成
RPOは“どこまで外注するか”を柔軟に設計できる点が魅力です。例えば「母集団形成だけ頼みたい」「一次面接まで丸ごと委託したい」など、自社のリソース状況や課題に応じてカスタマイズできます。
採用代行サービスの市場は世界中で着実に拡大しており、2021年には市場規模が日本円でおよそ7,100億円でしたが、そのあとの10年で市場は5倍以上にまで拡大する見通しと言われています。アウトソースする企業が増えています。採用代行サービスの市場は世界中で着実に拡大しており、2021年には市場規模が日本円でおよそ7,100億円でしたが、そのあとの10年で市場は5倍以上にまで拡大する見通しと言われています。
採用代行(RPO)の採用成功事例5選:導入背景と成果をセットで解説
「RPO(採用代行)って本当に効果があるの?」
この疑問を解消する一番の方法は、実際に導入した企業のリアルな事例を見ることです。
ここでは、業界・採用対象・企業規模ごとに分けた具体的な導入事例を、「どんな課題があって」「なぜRPOを選び」「どんな成果が出たのか」をふまえて1社ずつわかりやすく解説。
自社と似た背景を持つ企業の事例を読むことで、RPO導入後のイメージを具体的に持てるようになるはずです。
【羽田空港サービス株式会社】航空業界|エージェント活用を代行し、採用目標2倍・属人化も解消
■企業概要
業種:航空業界
従業員規模:515名(グループ全体:2,467名)
採用対象:グランドハンドリング職(中途採用)
■導入前の課題
- 採用目標が前年比2倍(50名→100名)に増加し、必要な母集団に対して社内体制では対応困難に
- 採用チームの大半が未経験者、知見とリソースが不足
- 各エージェントとのやりとりに時間もマンパワーも割けない
- 求人媒体・自社サイトからの応募が伸びず、母集団形成に課題
- 属人化が進んでおり、担当交代のたびに引き継ぎ・再構築が必要
■RPO導入の目的・背景
- 採用手法を見直し、エージェント経由での母集団形成を強化したかった
- 属人化による業務停滞を避け、再現性のある仕組みを目指したかった
- スピード感を持って改善策を実行できる、小回りの利く外部パートナー(プロ)の助けが必要だとおもった
- 数ある会社の中でも、実務対応+柔軟な支援の両立が可能なRPOとしてアールナインを選定
■導入内容・範囲
- エージェント対応(窓口業務代行、要件のすり合わせ、信頼関係の構築)
- 面接日程調整・候補者対応の代行
- 求人票・訴求内容の最適化、採用競合分析による差別化
- 職種の魅力を1枚で伝える訴求資料(ペライチ)作成支援
- マニュアル化・ナレッジ化による属人化防止
■導入後の成果
- 採用目標100名を達成(前年比2倍)
- エージェント経由で月1~2名が安定的に入社する状態を確立
- 採用現場の属人化を解消、引き継ぎの負担を大幅に軽減
- 空いた時間で新しい採用チャネルの開拓や中長期施策に着手
- 専門性が高く伝わりづらい職種でも、第三者による説明で候補者への納得感UP
- 「これもできるの?」という柔軟対応に驚きと安心感
💡この事例のポイント
✔ 目標採用数2倍という厳しい条件下で、エージェント対応+属人化解消+柔軟支援を実現。採用目標達成。
✔ 専門職や大量採用で「自社だけでは限界」と感じる企業にこそ、RPOが本領を発揮
✔ 現場の声:「アールナインがいれば、担当が替わっても大丈夫と思える」
【株式会社ジュエリーバウレット】宝飾品小売業界|求人媒体・スカウト代行で専任不在でも採用目標を短期間で達成
■企業概要
- 業種:宝飾品小売業
- 従業員規模:10名以下
- 採用対象:販売・接客コンシェルジュ職(中途採用)
■導入前の課題
- 専任の採用担当者が不在。店舗運営や接客業務と並行で採用に時間を割けない
- 求人媒体やスカウトも実施したが、応募対応が遅れがちで進まない
- 他の代行会社を使った経験はあるが、自社の求める人材像が伝わらずミスマッチが続いた
■RPO導入の目的・背景
- 工数を削減しつつ、質の高い採用成果を出したかった
- ただの代行ではなく、自社の価値観や採用要件に寄り添ってくれる外部の支援がほしかった
■導入内容・範囲
- 求人媒体の選定・原稿作成・掲載運用を一括で支
- スカウト配信戦略の設計・文面の作成・改善提案・ターゲット選定・配信代行
- 媒体管理画面の操作・検索条件の設定・文面のA/Bテスト等のPDCA運用サポート
- 採用全体の進捗管理、市場感のフィードバックや改善提案の共有
- 採用終了後には、スカウト文面のナレッジ資料を納品
■導入後の成果
- 導入2カ月で内定3名、採用目標を100%達成
- 以前よりも応募数・応募者の質ともに向上
- 担当者の対応力・提案の的確さにより、安心して任せられる体制を構築
- 採用終了後もナレッジ共有があり、次回に活かせる情報を資産化
- 将来的には書類選考・一次面接代行まで任せたいという期待も
💡この事例のポイント
✔ 専任不在でも採用を止めない、中小企業のRPO活用成功例
✔ 「誰でもいい」ではなく、「自社に合う人」を採るための戦略設計がカギ
✔ 応募対応・文面設計・媒体活用のすべてにおいて精度と柔軟性を実感
【株式会社クラステクノロジー】IT・DX支援業界|“ひとり人事”でも新卒・中途エンジニア採用を両立。戦略と工数の両面を支援
■企業概要
- 業種:製造業向けDX支援(IT/システム開発)
- 従業員規模:〜100名(99名/2025年2月時点)
- 採用対象:エンジニア職(中途・新卒採用)
■導入前の課題
- 採用専任者は不在。1人で採用業務を兼務しており、工数が足りない
- 新卒採用はエージェント任せで紹介数・質にバラつき、中途採用はノウハウ不足と市場理解の乏しさから戦略的に動けなかった
- エージェント活用も要件伝達が不十分で、ミスマッチが多発
- “何をどう進めればいいか分からない”という状態が続いていた
■RPO導入の目的・背景
- 採用ノウハウと工数、両面での支援が必要だった
- 新卒・中途の両領域で対応できる柔軟性と実務代行+戦略支援のハイブリッド型に魅力を感じた
- すでに研修サービスで取引があり、自社理解がある安心感と信頼感から依頼を決定
■導入内容・範囲
- エージェント対応
- 要件定義・求人票のブラッシュアップ支援
- 媒体選定・意向上げのフォロー戦略の設計と改善アドバイス
- 10社以上のエージェントから月30件以上の推薦を一括管理・スクリーニング
- 学生向け会社説明会・面接への同席と内容改善提案(新卒のみ)
■導入後の成果
- 理系新卒エンジニアの複数名採用に成功。営業職も数年ぶりに目標達成
- 中途ではエンジニア・経理・営業事務など幅広い職種で採用成功
- 要件の明確化・選考プロセスの改善によりマッチ率が向上
- 推薦精度が上がり、採用の質と効率が両立できる体制を構築
- 工数削減により、エージェントへのフィードバックや内定後フォローにも注力可能に
💡この事例のポイント
✔ 「ひとり人事」でも実現できる、戦略型RPOの活用事例
✔ 単なる作業代行ではなく、採用全体をともに設計し育てる“パートナー型支援”
✔ ノウハウ不足×工数不足という中小企業のリアルな課題に、実務と戦略の両軸で支援し成果を創出
【堀江車輌電装株式会社】鉄道整備業界|感覚頼みから脱却し“再現性ある採用”へ。要件定義・評価設計から仕組み化を実現
■企業概要
業種:鉄道車両の整備・改造/ビルメンテナンス/障がい者支援
従業員規模:63名(2025年3月時点)
採用対象:整備・技術職(中途採用)
■導入前の課題
採用は社長と社員1名の2名体制で進行。専任不在・他業務との兼務により工数が不足
「直感で良さそうな人を採る」感覚的な採用スタイルが中心で、明確な基準や仕組みがなかった
採用要件や魅力の言語化も不十分で、社内全体で共通認識が持てない状態
■RPO導入の目的・背景
- 「新たなタイプの人材を迎えたい」という方針を、組織的な仕組みに落とし込む必要があった
- 採用の基盤づくりから伴走できる支援先として、要件定義〜選考管理まで網羅できるアールナインを選定
- 提案時のヒアリングが的確で、「今必要なこと・不要なこと」の優先度整理に納得感があった
■導入内容・範囲
- 採用要件定義ワークショップの実施(社員参加型)
- 評価基準・面接マニュアル・選考フロー設計
- エージェント開拓・日程調整業務の代行
- 現場若手社員を一次面接に起用し、面接スキルや主体性を高める社内支援
- 全社で共通認識を醸成し、採用を組織全体の活動に昇華
■導入後の成果(数値・体験)
- 中途採用で4名内定、3名入社を実現
- 「採用基準が不明確」という状態から脱却し、全社で共通言語を持った選考体制を構築
- 現場社員の巻き込みにより、採用が“自分ごと”として社内に浸透
- 評価シートやマニュアルの活用により、面接経験が浅い社員でも判断がしやすくなった
- エージェント対応の負荷を削減し、スピードと質を両立
- 日常的なやりとり・定例ミーティングも丁寧で、信頼感のあるパートナー関係が構築できた
💡この事例のポイント
✔ 感覚に頼っていた採用を、「要件定義・評価設計」を通じて再現性ある仕組みに変革
✔ 採用基準の“言語化”で、社内全体が一枚岩に。採用が組織づくりの中心へシフト
✔ 面接の進行から魅力訴求の方法まで、社内体制を構築
【テラルテクノサービス株式会社】設備工事・メンテナンス業界|スカウト・日程調整を代行し、質とスピードを両立できる採用体制を構築
■企業概要
業種:設備工事・保守(ポンプ・空調・給排水設備)
従業員規模:210名(2025年3月時点)
採用対象:技術・施工管理職、新卒/中途対象(主に中途採用)
■導入前の課題
- 採用担当2名体制で、新卒・中途合わせて月100名以上の候補者対応が発生
- 合否連絡・面接日程調整などの業務に追われ、計画策定や母集団設計に時間を割けない
- 一部業務は派遣対応だったが、対応のばらつき・継続性に不安
- 外注は検討済みだが、柔軟性やスピード感に課題を感じていた
■RPO導入の目的・背景
- 工数を削減し、「本来注力すべき業務」に専念できる体制を整えたかった
- 他社に比べてアールナインは、業務範囲や体制の柔軟性が高く、段階的な拡張に対応
- 営業対応・見積提案もスピーディーで、導入後の信頼感が持てたため決定
■導入内容・範囲
- スカウト代行(1,000通程度/月)・文面調整・ターゲット選定
- 日程調整・合否連絡などバックオフィス業務の完全代行
- 採用管理システムの運用代行・候補者データ管理
- 会社説明会(新卒)の代行と資料改善サポート
- 定例ミーティングで改善提案・数値共有
■導入後の成果
- 週1回だったスカウト配信が毎日可能に。接点数が大幅に向上
- 採用担当の工数を大幅に削減し、インターン施策や魅力訴求に注力可能に
- スカウト配信や説明会も「まるで社員のような自然な対応」と高評価
- 面接日程の変更対応などにも迅速対応でき、エージェントからの評価も向上
- 採用の“質”と“スピード”を両立できる体制を実現
💡この事例のポイント
✔ 忙しい人事でも「戦略業務」に専念できるよう、実務を丸ごと任せて成果創出
✔ スカウト、日程調整、合否連絡、説明会運営などを幅広くワンストップで対応
✔ 外注とは思えない丁寧さとスピード感で、“まるで社員のような安心感”を提供
採用代行(RPO)における失敗例
採用代行を効果的に活用するためには、逆に採用代行を上手に使えなかった失敗例を知っておくことも大切です。大きく2つのパターンを紹介するので参考にしてください。
コミュニケーション不足によるミスマッチ
とある企業では、採用代行サービスを導入しましたが、担当者とのコミュニケーションが不足していたため、企業の求めるスキルセットや企業文化に合わない候補者が選ばれることが多発しました。結果として、採用後の離職率が高くなり、採用コストが増大しました。
防止策としては、定期的なミーティングや報告書の共有を行い、担当者との密なコミュニケーションを維持することが重要です。企業のニーズや文化を詳細かつ明確に伝え、欲しい人材の目線をすり合わせることで、採用成功へ繋げましょう。
求めていた業務品質に満たない
コスト面を最優先にして採用代行サービスを選定した結果、連絡漏れや面接評価シートの内容が薄いなど、求めていた業務品質に満たないことが判明したというケースもあります。結果として優秀な人材を確保できず、企業の成長が阻害されました。
採用代行サービスを選定する際はコストだけではなく、実績や評判、専門知識などを総合的に評価して選定することが重要です。
H2:自社に合った採用代行(RPO)の選び方
採用代行(RPO)について理解が深まり、「事例を見て、うちも導入できそう」と感じた方も多いのではないでしょうか。
採用代行サービスを選ぶ際には、以下のポイントに気をつけて選ぶと、思わぬ失敗を防げます。
①過去の支援実績は豊富か?
豊富な支援実績を持つ企業であるほど、採用におけるノウハウが多く、質の高い支援を受けられる可能性が高いです。過去の実績や事例から信頼性を確認しましょう。また、採用難易度が高い特定の業界や職種の場合は、その領域における実績がどれくらいあるのか事前に確認するとよいでしょう。
②サービスの提供範囲は適切か?
採用代行会社ごとに依頼できる業務内容は異なります。自社が外注したい業務を依頼できるのか、必ず契約前に確認しましょう。また「そもそも採用の進め方がわからない」「どの業務を外注すべきかわからない」という企業の場合、戦略立てから行ってくれる総合型の採用代行会社がおすすめです。
③コミュニケーションは取りやすいか?
採用代行会社とのコミュニケーションは円滑かつ透明であることが重要です。定期的なミーティングで採用プロセスの進捗や結果について共有したり、問題が発生した際には迅速に対処してくれるか確認しましょう。またChatworkやSlackなど自社で利用しているツールが使えるとよりスムーズな連携が可能です。
④料金体系は明確か?
採用代行サービスの料金体系は主に「月額固定制」と「従量課金制」の2つあります。月額固定制は年間の予算の計画がしやすく、従量課金制は必要な時期だけ依頼できるのがメリットです。 自社に合った支払い方法を見極め、追加料金や隠れたコストがないか、契約内容をよく確認しましょう。
⑤契約条件は柔軟か?
採用活動においては急な計画変更は付きもの。採用ニーズの変動に柔軟に対応できるサービスがおすすめです。具体的には、最低契約期間や解約条件について確認し、最低1ヶ月から必要なときだけ依頼できる、解約は前月までの通達で可能など、出来る限り柔軟性の高いサービスが安心です。
これらの点に注意することで、最適な採用代行会社を選び、効果的な採用活動を実現できます。
採用代行(RPO)活用における成功のポイント
依頼する業務範囲を明確にする
採用代行サービスを利用する際には、依頼する業務範囲を明確に定めることが重要です。例えば、面接関連の業務に関しても、面接官の代行のみを行うサービスもあれば、面接日程の調整、会場の手配、応募者との連絡、面接後のフォローアップまで対応するサービスも存在します。
自社のリソースや予算を考慮しながら、どの部分を外部に委託するかを決定することが必要です。特に、採用媒体の選定や運用、応募者との連絡、面接日程の調整といったノンコア業務を委託することで、採用担当者はより戦略的な業務に集中できるようになります。
自社のニーズと目的にマッチした採用代行(RPO)を選定する
採用代行(RPO)サービスを選定する際には、自社の採用ニーズと目的に適合したサービスを選ぶことが重要です。RPOサービスにはそれぞれ得意分野や専門性があり、自社の採用課題に対する解決策を持つプロバイダーを選ぶことが成功の鍵となります。
例えば、ITエンジニアの採用に強みを持つRPOや、特定の業界に特化した採用代行サービスなど、自社の状況やニーズに合ったサービスを選ぶことで、効果的な採用活動が期待できます。コスト面での比較も重要ですが、まずは「自社の採用課題を理解し、適切な解決策を提供できるか」という点を重視して選定することをおすすめします。
繁忙期・閑散期の差が激しい場合にはスポット依頼も
採用活動には、特定の時期に業務量が急増する繁忙期と、比較的落ち着いた閑散期があります。例えば、新卒採用などでは、採用活動のスケジュールがほぼ統一されており、ピーク時には多くの業務が集中します。
このような場合、短期契約が可能な採用代行サービスを利用することで、繁忙期にスポット依頼を行うのも有効な方法です。繁忙期に合わせて採用代行を活用することで、面接の実施や応募者対応などの負担を軽減し、効率的な採用活動を行うことができます。これにより、限られたリソースを最大限に活用し、質の高い採用を実現することが可能になります。
H2 見出しタイトル7:よくある質問(FAQ)
RPO(採用代行)の導入にあたって、多くの企業が持つ共通の疑問にお答えします。
「自社にも合うのか?」「契約って縛られるの?」といった不安を解消し、前向きな一歩につなげてください。
Q1:小規模でも依頼できる?
A:はい、可能です。
最近では、社員数10〜50名規模のスタートアップや、100名以下の中小企業でも、RPOを導入するケースが増えています。
特に、
- 採用担当が兼任で時間が足りない
- 自社の知名度が低く、母集団形成に苦戦
- 新卒・中途採用の経験が浅く、社内にノウハウがない
といった企業にとっては、“最小工数で最大効果”を得られる支援となります。
小規模だからこそ、「選考に集中する」体制づくりのためにRPOを活用している企業も多数あります。
Q2:最低契約期間はあるの?
A:多くのRPOサービスでは最低3か月〜6か月の契約期間を設けています。
これは、採用成果が出始めるまで一定の運用期間が必要なためです。
ただし、短期間の契約から気軽に始められる企業も増えてきています。まずは相談して、自社の状況に合った契約形態を確認することをおすすめします。
Q3:費用体系は?
A:採用代行(RPO)の費用体系は、主に以下の3つのパターンに分かれます。
■① 月額一律料金型
毎月の固定料金で、あらかじめ決めた業務範囲を対応します。
- 特徴:月ごとの費用が決まっているため、予算管理がしやすい
- 向いている企業:採用全体を伴走してほしい/中長期的に支援を受けたい企業
- 費用相場:
- 新卒採用:月10〜70万円
- 中途採用:月20〜80万円
- スカウト代行・面接代行など:月10〜60万円
- 新卒採用:月10〜70万円
■② 従量課金型
依頼した業務ごとに費用が発生します。業務量に応じて月ごとに変動します。
- 特徴:必要な業務だけをピンポイントで依頼できる
- 向いている企業:採用工数の一部だけを外注したい/スポット対応を求める企業
- 費用相場:
- スカウト配信:1通1,000〜2,000円
- 面接代行:1回8,000〜15,000円
- 採用広報/ピッチ資料作成:5万〜80万円
- スカウト配信:1通1,000〜2,000円
■③ 成果報酬型
あまり多くありませんが、「応募数」「面接設定数」「採用数」など、成果に応じて費用が発生します。
費用相場:採用1名あたり60〜120万円が一般的
特徴:成果が出たときだけ費用が発生するため、初期リスクが低い
向いている企業:採用人数が少ない/初期コストを抑えたい企業
ポイントを押さえて、採用代行(RPO)の効果的な活用を
採用代行を導入することで、企業は採用活動を効率的かつ効果的に進めることができます。専門知識と経験を持つ専門家のサポートを受けることで、自社に合った人材を迅速に確保し、業務の負担を軽減することが可能です。採用に関する課題を抱えている企業は、信頼できる採用代行会社を選び、企業のさらなる成長のため採用活動を成功させましょう。

この記事の監修者:
1999年青山学院大学経済学部卒業。株式会社リクルートエイブリック(現リクルート)に入社。 連続MVP受賞などトップセールスとして活躍後、2009年に人材採用支援会社、株式会社アールナインを設立。 これまでに2,000社を超える経営者・採用担当者の相談や、5,000人を超える就職・転職の相談実績を持つ。